即応体制 2018 7 7

 平時に有事を考える。
これが、政治家にとって最も重要でしょう。
 いざ有事になってしまうと、
誰もが異常心理になってしまい、
正常な判断ができなくなるからです。

 北朝鮮に関しては、
周辺国を巻き込んだ惨事が起こる可能性があります。
 飢えに苦しむ人民。
支配階級は裕福な生活。
 人民の飢えが限界に達した時は、
「フランス革命」が起こるでしょう。
 マリー・アントワネットの
「パンが食べられないならば、
ケーキを食べればよい」という言葉が、
国民革命の引き金になったとされます。
 この言葉は、現代においては、
マリー・アントワネットの言葉ではないという説があり、
革命軍側が革命を正当化するために、
マリー・アントワネットの言葉にしたという説があります。
 しかしながら、支配階級の裕福な生活は、
国民の怒りを買うでしょう。
 日本の明治政府の最高権力者だった大久保利通は、
夜にボロボロのコートを着ていて、
議事堂の守衛に不審者と間違えられ、
守衛から、「なぜ、みすぼらしい格好しているのか」と聞かれたときに、
「国民が貧しいのに、なぜ私が贅沢な恰好ができるのか」と答えたという。
これが、為政者の「あるべき姿」でしょう。
 仮に、「フランス革命」を避けられたとしても、
今度は、軍部から、
金正恩委員長はアメリカに騙されて、
非核化を決めてしまったとして、
クーデタを起こされるでしょう。
 どっちに転んでも、
周辺国を巻き込んだ惨事となります。
 アメリカ、中国、ロシア、
韓国、日本の軍隊は、即応体制を準備すべきです。
 アメリカは、イラク戦争のトラウマがあって、
つまり、独裁者のサダム・フセインを倒したら、
イラクは泥沼状態になってしまったので、
金正恩委員長に「北朝鮮改革」を断行させるつもりかもしれませんが、
このような改革は、数十年かかるので、
軍によるクーデタのほうが先に起こるでしょう。
 もしかすると、アメリカは、
このようなクーデタを阻止しようとするかもしれませんが、
これが、第二次朝鮮戦争という泥沼への入り口になります。
 自分たちの内紛に外国を巻き込むことが、
朝鮮半島2000年の歴史です。

人民軍の不満 2018 6 3
 どの国の軍隊でも、国民生活は気になります。
これは、北朝鮮の「朝鮮人民軍」でも同じです。
 北朝鮮は、人民に多大な犠牲を払いながら、
核兵器の開発を推進してきました。
 これを見ている朝鮮人民軍は、
「国を守るためには、やむを得ない」と、
ひたすら自分自身に言い聞かせてきました。
 ところが、金正恩委員長が、
突然、「核兵器を廃棄する」と言い出したのです。
 これは、軍から見れば、
「国に対する裏切り行為である。
委員長は、アメリカ側につくのか」と思いたくなります。
 委員長は、「先進国から経済支援がある」と言うが、
軍は、「こうした経済支援は、
一部の人が私腹を肥やすために使ってしまい、
人民は豊かになっていないというのが、
今までの歴史である」と言いたいでしょう。
































































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